品川五反田地区から発信するSDGsプロジェクト情報第三弾のお知らせです。

共に創ろう持続可能な社会 〜ストーリーの共有とコミュニティづくり〜

国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、コミュニティの役割は大きいです。SDGsストーリーの共有で「まち・ひと・しごと」活性化アクションを起こしましょう!

日時:2021年2月27日(土)
   午後1時〜4時(開始10分前より入室可)

参加方法:Zoom 
     ※お申込みいただいた方にメールでURLを通知します。

定員:80名(申込先着順・参加費無料)

内容:

  1. 基調スピーチ
    • 『新型コロナとSDGs』(立正大学 心理学部 小澤 康司 教授)
    • 『戸越公園を中心に地域・企業と連携するSDGs教育の取り組み』(立正大学 地球環境科学部 後藤 真太郎 教授)
  2. 企業・地域のSDGsプロジェクト紹介 〜ストーリーの共有〜 第1部
    • シナネンホールディングス(株) 経営企画部 広報IRチーム 吉田 明子
    • 子どもゆめ食堂「だんらん」 宮木 丸美
    • とごゑの会 杉本 将輝
  3. 企業・地域のSDGsプロジェクト紹介 〜ストーリーの共有〜 第2部
    • 大日本印刷(株) 出版イノベーション事業部 グローバル事業推進部 伊藤 紗知代
    • (株)近畿日本ツーリスト首都圏 本社団体旅行部 SDGs推進担当 金井 隆行
  4. 参加型ディスカッション 〜コミュニティづくり〜
    • 登壇者&参加者の皆様で、オンライン上のホワイトボードと付箋を使って共に考える
  5. 提言『SDGsアクティブローカルポイント活用で、SDGsアクションの見える化を!』(ラウンドテーブルコム 柳沢富夫)

主催:立正大学、(有)ラウンドテーブルコム
協力:(一社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、シナネンホールディングス(株)、子どもゆめ食堂「だんらん」、とごゑの会、大日本印刷(株)、(株)近畿日本ツーリスト首都圏、国際的学習プログラム研究委員会、SDGsポイント研究所@ジャパン、積才房(同)、WHITEBOX
後援:品川区

お申し込みはこちらから

第3回「地球を止めるな!〜みんなのSDGs会議〜」参加者募集!

これからSDGsの学習に取り組もうと思っている、子どもたち、保護者、教育関係者向けのイベントです。
新型コロナの問題で学校に通えていない今、こうした課題にも取り組みたいと思っている方々、ぜひ参加してください。
Zoomでの開催になります。先着50名まで。

開催日時:2020年5月4日(月)午後1時スタート 1時間程度
開催方法:zoom会議形式
講師:柳沢富夫、木村京子

第3回は、「ゴミのない社会へ〜忍野村の子どもたちの取り組み」。忍野村でゼロ・ウェイスト・ビレッジ×SDGsを推進する日向治子さんと、こどもエコクラブ「キッズカレッジSAKUYA」の子どもたちをゲスト講師にお迎えします。

忍野村の子どもたちから取り組みについてお話を聴いて、自分たちもできることを考えてみませんか?

(SDGsは国連が全会一致で決議した2030年までに達成する17の目標で、近年多くの中・高入試問題でも採り上げられています。)

参加お申し込みはこちらからお願いします。

親御さんとお子さんご一緒の参加も大歓迎です。

第2回「地球を止めるな!〜みんなのSDGs会議〜」参加者募集!

これからSDGsの学習に取り組もうと思っている、子どもたち、保護者、教育関係者向けのイベントです。
新型コロナの問題で学校に通えていない今、こうした課題にも取り組みたいと思っている方々、ぜひ参加してください。
Zoomでの開催になります。先着50名まで。

開催日時:2020年4月23日(木)午後1時スタート 1時間程度
開催方法:zoom会議形式

第2回は、「学校と私とSDGs」
1. みんなで挑戦!SDGsクイズ(ウォーミングアップ)
2. 学校とSDGs(取り組み紹介)
3. 自分とSDGs(今日からできることを考えよう)
4. 話し合い(みんなのプロジェクト・テーマを大募集!)
講師:柳沢富夫、木村京子

(SDGsは国連が全会一致で決議した2030年までに達成する17の目標で、近年多くの中・高入試問題でも採り上げられています。)

参加お申し込みはこちらからお願いします。

親御さんとお子さんご一緒の参加も大歓迎です。

第1回「地球を止めるな!〜みんなのSDGs会議〜」参加者募集!

第一回目のプロジェクトとして提供するのは、「地球を止めるな!〜みんなのSDGs会議〜」。これからSDGsの学習に取り組もうと思っている人、子供達向け、保護者向け、教育関係者向けのイベントになります。新型コロナの問題で学校に通えていない今、こうした課題にも取り組みたいと思っている方々、是非参加してください。Zoomでの開催になります。先着50名まで。

プロジェクト:「地球を止めるな!〜みんなのSDGs会議〜」No.1
開催日時:2020年4月14日(火)午後1時スタート 1時間程度
開催方法:zoom会議形式
参加方法:下記の申し込みフォームからご参加ください。
主催:有志PTA連合

プログラム:第1回テーマ「なぜ今SDGs?」

  • 地球からのSOS!(SDGsとは)
  • 日本の国・企業・地域・学校とSDGs(取り組み紹介)
  • 自分とSDGs(グッドライフ目標に挑戦しよう!)
  • 話し合い(みんなのプロジェクト・テーマを大募集!)

講師:柳沢富夫、木村京子

参加お申し込みはこちらからお願いします。

親御さんとお子さんご一緒の参加も大歓迎です。

品川区立冨士見台中学校の1年生にSDGsワークショップを提供

有限会社ラウンドテーブルコム SDGsポイント研究所@ジャパンでは、教育現場と地域、企業、自治体を繋ぎ、「知る」「考える」「行動する」の3ステップを子供達が自ら体験できる環境としての地域づくりを目指して様々な活動を続けています。

品川区「五反田バレー魅力発信事業」に採択された STI for SDGs @Gotanda-Valley(持続的開発目標のための科学技術イノベーション@五反田バレー)の一環として、2020年2月21日(金)の午前から午後にかけて3コマ、馬込の冨士見台中学校を訪問して、中学1年生の全3クラス計75名の生徒にSDGsのワークショップを提供してきました。

まずは、同じく品川区「五反田バレー魅力発信事業」で五反田バレーのIT企業等の全12社を訪問インタビューした記事(全文はウェブ掲載)の要点を抜粋、各ページに課題をつけた冊子を全員に1冊ずつ配布。この冊子を通して、生徒たちは五反田バレーで科学技術イノベーションに挑戦するIT企業等について学びました。(さらに詳しくSDGsを知ってもらうための参考資料として、三井住友フィナンシャルグループや朝日新聞社のSDGs冊子も配布しました)

続いて、国際的なメディアであるAFP通信社の教育用データベース AFP World Academic Archiveから「SDGs目標9 産業と技術革新の基盤を作ろう」というテーマに沿った写真を選び、日本語タイトルをつけ、なぜその写真を選んだのか200〜400字程度の文章にまとめるワークショップに挑戦しました。

最後に、時間内に文章が完成した生徒たちは、五反田バレーの魅力発信のために特設したオンラインのコンテスト「五反田バレー賞」の対象となる、AFPWAA Student Workshop @Gotanda-Valleyに応募しました。(応募作品はこちらに掲載)

短い時間でしたが、生徒たちは資料で「知る」ところから始めて「考える」そして考えたことを自分の言葉で伝える=「行動する」ところまでを一通り体験できたと思います。

次年度はぜひ、年間のSDGsカリキュラムに計画的に組み込んで、より効果的に資料を活用できるとよいでしょう。

文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)

イベント開催報告「共に創ろう 持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」

プログラム

2020年2月16日(日)立正大学品川キャンパス9号館B2階の9B23教室をお借りして、STI for SDGs(持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)を地域のベンチャー&中小企業、大企業、教育機関、その他の方々と共に考えるイベントを開催しました。主催:(有)ラウンドテーブルコム、共催:立正大学、後援:品川区。

テーマは「共に創ろう 持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」。国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、ものづくり・ITの果たす役割は大きいです。五反田バレーの企業の技術とビジョンをどう生かすか、一緒に考えましょう!というイベントでした。新型コロナウイルスの感染拡大が報道される不穏な情勢の中で、参加者・登壇者・スタッフ合わせて43名が集いました。

今回は、五反田バレーで活躍中の企業「CAMI& Co.」「アイ-コンポロジー」、品川区の企業「東洋製罐グループホールディングス」、その他の企業「近畿日本ツーリスト首都圏」「野村総合研究所」、品川区内の教育機関「品川区立冨士見台中学校」「品川エトワール女子高等学校」、国連傘下組織「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」、資料提供で「朝日新聞社」「三井住友フィナンシャルグループ」「AFP World Academic Archive」、そして「積才房」「国際的学習プログラム研究委員会」「SDGsポイント研究所@ジャパン」による協力のもとで、企画が実現いたしました。

告知には品川区もご協力いただき、商業・ものづくり課の方には大変お世話になりました。五反田バレー地区でSDGs等の社会課題に取り組む企業の認知度向上と、彼ら企業と教育等の多様なステークホルダーとの具体的な連携を促進することができました。

以下、登壇者からご許可いただいた資料については、画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)事務局長 大場恒雄氏

オープニングでは、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)事務局長 大場恒雄氏よりご挨拶をいただきました。GCNJは国連グローバル・コンパクトの日本支部です。多くの日本の企業、(教育も含む)団体が参画し、マーケットを動かしながら持続可能な世界を構築していこうとしています。

立正大学心理学部 小澤康司教授

立正大学心理学部 小澤康司教授による基調講演では、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」を振り返り、日本のSDGs教育の遅れを指摘、ドイツをはじめ世界の実践事例を挙げて、これからのSDGsと教育のあるべき姿を熱く語っていただきました。

(株)CAMI&Co.代表取締役 神谷雅史氏

企業プレゼンのトップバッターは、五反田バレーでIoT(モノのインターネット)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)で新たな価値を創出する(株)CAMI&Co.代表取締役 神谷雅史氏。IoT×SDGsビジネス戦略、しかけ作りのための着眼点のお話はとても勉強になりました。

アイ-コンポロジー(株)代表取締役 三宅仁氏

同じく五反田バレーで、バイオプラスチック複合材の活用によるSDGsの推進に取り組み、第1回「STI for SDGs」アワード優秀賞に輝いた、アイ-コンポロジー(株)代表取締役 三宅仁氏からは、プレゼンの最後に宿題をいただきました。「さぁ何の商品を作ればいいでしょうか?柔らか頭で考えてみてください」アイ−コンポロジーが手がける燃やしてもCO2排出ゼロのプラスチックや海洋で生分解するプラスチックで、素敵な商品を五反田バレーから生み出しましょう!

東洋製罐グループホールディングス(株)イノベーション推進室リーダー 三木逸平氏

品川区に本社を置き、金属、プラスチック、紙やガラスなどの素材を活かした様々な包装容器の製造を通じて持続可能な社会の実現を牽引する、東洋製罐グループホールディングス(株)イノベーション推進室リーダー 三木逸平氏のプレゼンでは、エクストリームユーザーから一般消費者に展開されたプロダクトの歴史から始まり、「ドローン×スプレー缶」「大人の塗り絵×ガラス瓶」「お祭り×日本酒缶」と目からウロコの連発、そして「資源の使い切りか生活の退化かという二択から抜け出し、技術とイノベーションですべての一人が笑顔になる、次の100年をOPEN UPしよう!」というメッセージをいただきました。

(株)近畿日本ツーリスト首都圏団体旅行部 金井隆行氏

企業プレゼンのしめくくり、(株)近畿日本ツーリスト首都圏団体旅行部 金井隆行氏からは、文房具メーカーのコクヨが2007年から取り組む琵琶湖のヨシ(葦)活用の好循環を蘇らせる「リエデンプロジェクト」と東京の私立正則学園の高校生による、「SDGs学習旅行」を主軸に置いたコラボレーションの事例を発表していただきました。五反田バレーなど品川区の企業と学校でも、ぜひそのようなコラボレーションを実現しましょう!

後半はパネルディスカッション形式で「五反田バレー×ものづくりとIT×SDGs」を、産業界と教育界それぞれの立場からパネリストたちに登壇いただき、皆で考えました。

司会:桑原りさ氏(フリーキャスター)

まずは、イベントの総合司会およびパネルディスカッションのモデレーター、桑原りさ氏(フリーキャスター)より、前半の企業プレゼンの振り返り。

(株)野村総合研究所 未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)御友重希氏

続いて、後半パネルディスカッションからの登壇者の紹介と話題提供。まずは、(株)野村総合研究所 未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)御友重希氏から、SDGsプロジェクトのテーマ発見、チーム結成、国際ハッカソン参加等に活用できるワークシートのご紹介。

品川区立冨士見台中学校 山本修史校長

教育界からは、市民科(道徳、特別活動、総合的な学習の時間を統合・再構築した品川区の独自教科)の授業時間を使って次年度から全学年でSDGs学習カリキュラムを導入する、品川区立冨士見台中学校の山本修史校長。

品川エトワール女子高等学校 曽原健一郎先生
品川エトワール女子高等学校2年 船谷楓さん

そして、品川区内の私立品川エトワール女子高等学校の曽原健一郎先生と2年生の船谷楓さん。船谷さんからは、今回の「五反田バレー魅力発信事業」の一環として特設したAFPWAA Student Workshop @Gotanda-Valleyで、国際的なメディアであるAFP通信社のコンテンツを活用するSDGs学習に取り組んだ感想も発表していただきました。(船谷さんの応募作品は、こちらです)

その後のディスカッションでは、企業側から「教育の場に期待すること」、教育側から「企業や地域に応援してもらいたいこと」、そして最後は全員から一言ずつ「SDGsにおいて今皆さんに伝えたいこと」をアピールしていただきました。高校生からの真摯な発言に大人たちの心も動かされました。

客席からの質疑応答タイムでも、熱心な参加者からの発言があり、会場が一体となったひとときでした。

(有)ラウンドテーブルコム代表取締役 柳沢富夫

最後は、主催者を代表して(有)ラウンドテーブルコム代表取締役 柳沢富夫より、提言「五反田バレーで企業と教育をつなぎ、SDGsアクションを!」で幕を閉じました。(※プレゼン内で告知しました次回イベント「SDGs Chance 2」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の状況を鑑み、延期いたしました。新たな日時・場所が決定しましたら告知させていただきます)

企業・団体と教育機関(教員・学生)がほぼ半々となった当日の参加者アンケート結果は、イベント全体として「とても満足(61.9%)」「満足(38.1%)」合わせると100%という高満足度で、「勉強になりました。これをきっかけに具体的に取り組んでいきたいと考えています」「企業と学校の繋がりの重要性を実感しました」「子どもたちに何を伝えるか、どう伝えるか?を考えるヒントがたくさんありました」などのコメントをいただきました。

文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)

共に創ろう持続可能な社会 第2弾

イベント「共に創ろう持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」を開催します。

(※STI for SDGs=持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)

国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、ものづくりとITの果たす役割は大きいです。五反田バレーの企業の技術とビジョンをどう生かすか、一緒に考えましょう!

日時:2020年2月16日(日)午後1時〜4時(受付開始12時30分)
会場:立正大学9号館 B2階 9B23教室
定員:120名(申込先着順・参加費無料)
内容:
(司会:フリーキャスター 桑原りさ)

  1. 企業のSDGs取組事例
    アイ-コンポロジー(株)、(株)CAMI&Co.、東洋製罐グループホールディングス(株)、(株)近畿日本ツーリスト首都圏
  2. パネルディスカッション「五反田バレー×ものづくりとIT×SDGs」
    アイ-コンポロジー(株)、(株)CAMI&Co.、東洋製罐グループホールディングス(株)、(株)近畿日本ツーリスト首都圏、(株)野村総合研究所、立正大学、品川エトワール女子高等学校、品川区立冨士見台中学校
  3. 提言「五反田バレーで企業と教育をつなぎ、SDGsアクションを!」
    (有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

主催:(有)ラウンドテーブルコム
共催:立正大学
協力:国際的学習プログラム研究委員会、SDGsポイント研究所@ジャパン、積才房(同)、アイ-コンポロジー(株)、(株)CAMI&Co.、東洋製罐グループホールディングス(株)、(株)近畿日本ツーリスト首都圏、(株)野村総合研究所、品川エトワール女子高等学校、品川区立冨士見台中学校、(株)三井住友フィナンシャルグループ、(株)朝日新聞社、AFP World Academic Archive、(一社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
後援:品川区

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イベント開催報告「ダイバーシティから生まれるイノベーション〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」

プログラム
2019年12月6日(金)SHIP品川産業支援交流施設4階の多目的ルーム

2019年12月6日(金)SHIP品川産業支援交流施設4階の多目的ルームをお借りして、STI for SDGs(持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)を地域のベンチャー&中小企業の方々と共に考えるイベントを開催しました。主催は(有)ラウンドテーブルコム(後援:品川区)。

テーマは「ダイバーシティから生まれるイノベーション〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」。SDGs等のグローバル課題解決には、さまざまな価値観や文化をイノベーションに活かすためのダイバーシティ推進が不可欠です。五反田バレーでどう取り組んでいくか、一緒に考えましょう!というイベントでした。参加者・登壇者・スタッフ合わせて26名のアットホームな雰囲気の中で行われました。

今回は、五反田バレーで活躍中の企業「コグラフ」「CAMI & CO.」、地域のサポーター「積才房」「国際的学習プログラム研究委員会」「SDGsポイント研究所@ジャパン」による協力のもとで、企画が実現いたしました。

告知には品川区もご協力いただき、商業・ものづくり課の方には大変お世話になりました。五反田バレー地区でSDGs等の社会課題に取り組む企業の認知度向上と、彼ら企業と教育等の多様なステークホルダーとの連携の布石を打つことができました。

また、このイベントには品川区内外から、ダイバーシティの理解と実践の啓蒙活動を通じて持続可能な世界の構築に取り組んでいらっしゃる方々にお越しいただき、前半はパネルディスカッション形式で日本や世界の現状と課題を学びました。

以下、登壇者ご提供資料は、画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

モデレーター:田中裕実子氏(未来技術推進協会)
資料:シンギュラリティ・ラボ発〜TECH女子〜

まずはじめに、モデレーターの田中裕実子様から、AI、XR、ブロックチェーンなど未来技術の社会浸透を推進する(一社)未来技術推進協会、その中でもテクノロジーを使って社会課題(特にSDGs)の解決を目指すシンギュラリティ・ラボから生まれた女性のコミュニティTECH女子の活動のご紹介があり、社会で活躍する女性を応援し、テクノロジーを通して活躍の場が広がるコミュニティーづくりを進めることで、個人も企業も地域ももっとハッピーになれるのでは?という示唆をいただきました。

パネリスト:田中沙弥果氏(一般社団法人Waffle 代表理事)
資料:一般社団法人Waffle団体概要

続いて、お一人目のパネリスト、テクノロジー業界やコンピュータ・サイエンス領域のジェンダーギャップを埋めることをミッションとする(一社)Waffle代表理事の田中沙弥果様から、主に日本全国の女子中高生をターゲットにしたコンピュータ・サイエンスの楽しさを感じてもらうためのイベント、世界的女子中高生限定アプリコンテスト、そして女子学生100名を集めてSDGsの課題をプログラミングで解決するハッカソンなどの活動報告をいただきました。我が国の6〜12歳では女子の66%がコンピュータ・サイエンスに興味を持っているのに、13〜17歳では32%、大学入学時には4%と、大幅に減少してしまうという数字はショッキングでした。

パネリスト:安田クリスティーナ氏(Forbes 30 U 30 in Politics、InternetBar.org理事、マイクロソフト
資料:BLTS(Business, Law, Technology, Society)の交差点に立つ

そして、お二人目のパネリスト、Forbes 30 U 30受賞者、InternetBar.org理事、マイクロソフトCorp. DevRel クラウド&AI プログラム・マネージャーである安田クリスティーナ様。「私の中にダイバーシティが流れている」という言葉そのままの経歴を活かし、大手企業勤務の傍ら、NGOで理事を務め、ブロックチェーン技術による難民支援を通じて「世界をよりよくしたい」というパッションを追求する生き方は参加者の心に響いたようでした。

「日本社会の全般や企業の採用現場でのダイバーシティの現状と課題」に関するディスカッションでは、「ダイバーシティというと女性ばかりがクローズアップされるのはおかしい。高齢者・障がい者など、もっといろいろあるはず。(安田氏)」「日本企業は本気で意識を変えないと、優秀な人材がどんどん離れていってしまう。(田中沙弥果氏)」といった熱い議論に、会場では大きくうなずく方々が見受けられました。

後半は、地元の五反田から2社による企業プレゼン。

企業プレゼン:森善隆氏(コグラフ株式会社CEO)
資料:コグラフ株式会社(1)
資料:コグラフ株式会社(2)
資料:コグラフ株式会社(3)

まず、コグラフ(株)からCEOの森善隆様に、エンジニアの90%が海外国籍、ほぼ全員がバイリンガル、というダイバーシティ環境の職場を運営する秘訣をうかがいました。やはり大切なのは「ドアをオープンにする」ことだと納得が行きました。また、五反田の有志企業による「五反田ウェルネスコミュニティ(ゴタウェル)」をはじめ、地域と連携しながら取り組んでいらっしゃる活動をご紹介いただきました。

企業プレゼン:池田諭史史(株式会社CAMI & Co. CFO兼CHRO)
資料:株式会社CAMI & Co.

続いて、(株)CAMI & CO.からCFO兼CHROの池田諭史様が、これまで経験した職場から、文化も言語も違うメンバーがダイバーシティを認め合い、チームが大きく成長した話、一方で法改正や業界の景気悪化のあおりを受けて、モチベーションが下がりチームが崩壊した苦い経験と、両面の体験談を語ってくださいました。結論として、フルリモートでもプロジェクトを前進させるには、「ビジョンの共有」が不可欠ということでした。

その後、限られた時間でアンケート記入と同時進行になってしまいましたが、参加者どうし、参加者と登壇者で、交流の時間を持ちました。

クロージング:柳沢富夫(有限会社ラウンドテーブルコム)

最後に、(有)ラウンドテーブルコム代表取締役の柳沢富夫より、当日のまとめと、「五反田バレー × SDGs × 教育の輪をつなごう!」という提言をいたしました。「五反田バレーの企業と地域の教育現場、自治体を繋ぎ、『知る』『考える』『行動する』の3ステップを子どもたちが自ら体験できる環境としての地域づくりを目指しています。年が明けて2月16日には立正大学品川キャンパスでもSTI for SDGs@Gotanda-Valleyのイベントを開催します。五反田発で全国にこのような活動を広めていきたいと願っています。」

企業が半数強、残りがその他団体と教育機関(教員・学生)半々、といった当日の参加者からは、「色々な話が聞け、時間が短く感じました」「登壇者の話が非常に興味深かった」「ダイバーシティの対応にも色々な事例があると実感しました」と好評をいただきました。「(もっと)テーブルディスカッションしたかった」「もう少し時間がほしかった」との課題もあり、今後に活かしたいと思います。

文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)

ダイバーシティから生まれるイノベーション

イベント「ダイバーシティから生まれるイノベーション〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」を開催します。

(※STI for SDGs=持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)

SDGs等のグローバル課題解決には、さまざまな価値観や文化をイノベーションに活かすためのダイバーシティ推進が不可欠です。五反田バレーでどう取り組んでいくか一緒に考えましょう!

日時:2019年12月6日(金)
午後7時半〜9時(受付開始 午後7時)
会場:SHIP 品川産業交流支援施設  4階 多目的ホール
定員:30名(申込先着順・参加費無料)
内容:
パネルディスカッション「ダイバーシティがソーシャルイノベーションを生む!」
田中裕実子(司会):(一社)未来技術推進協会
田中沙弥果:(一社)Waffle代表理事
安田クリスチーナ:Forbes 30Under30受賞者;InternetBar.org理事
企業プレゼン「五反田バレーでSTI for SDGsに挑戦する企業たち」(コグラフ株式会社、株式会社CAMI&Co.、他)
テーブルディスカッション(交流会)

主催:(有)ラウンドテーブルコム
協力:国際的学習プログラム研究委員会SDGsポイント研究所@ジャパン積才房(同)コグラフ株式会社株式会社CAMI&Co.(一社)未来技術推進協会(一社)Waffle
後援:品川区

お申し込みはこちら