STI for SDGs(持続可能な開発目標達成のための科学技術イノベーション)の背景、現況、そして未来について、解説します。
⇒STI for SDGsとは(1)国際的動向
⇒STI for SDGsとは(2)国内の取組
今後の展望
文部科学省では、「持続可能な開発目標達成のための科学技術イノベーション (STI for SDGs)に関する基本方針【概要】」の中で、その役割と取組方針を、
・多様な研究機関等を所管し、主要な科学技術施策を実施していることから、政府全体の取組に積極的に参画し、主体的に貢献。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/kokusai/sdgs/__icsFiles/afieldfile/2018/12/21/1408737_001.pdf
・既に各種施策を通じてSDGs課題の解決に寄与してきた実績等も踏まえつつ、さらに施策を充実。
・STI for SDGsの取組が、STIのあり方自身に変革を迫る契機であることを踏まえ、創造的・革新的技術シーズの創出とバックキャスト・デザイン思考の効果的な組み合わせ、多様な専門家が分野等を越えて結集して新たなアイデアの創出を促進する仕組み、各セクターを越境し繋ぐ人材の育成等が必要であるという視点を持って具体的取組を推進。
と述べています。
そして、それに基づいて策定されたものが「STI for SDGs 文部科学省施策パッケージ」となっています。
「STI for SDGs」アワード
さらに、施策パッケージに基づくSTI for SDGsの推進を目指し、「STI for SDGs」アワードが今年度からスタートしました。
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/
科学技術イノベーションを用いて社会課題を解決することによりSDGsの達成を目指す、地域における優れた取組を対象に、
・文部科学大臣賞(最優秀賞、1点)
・科学技術振興機構理事長賞(1点)
・優秀賞(3点程度)
・次世代賞(高校生以下の団体による取組を対象)(3点程度)
※賞の名称、点数などは変更になる場合があります。
の表彰が予定されています。
どんな取組が出てくるか、楽しみですね!
木村京子(エシカルコンシェルジュ)
写真提供:国際的学習プログラム研究委員会
“STI for SDGsとは(3)今後の展望” への2件の返信