「重み」(AFPWAA Student Workshop@Gotanda Valley!応募作品)

In this photograph taken on May 10, 2018, Nepali workers carry bricks on their backs at a brick factory Bhaktapur, on the outskirts of Kathmandu. – Below a sky darkened by thick black smoke, hundreds of thousands of brick kiln workers endure back-breaking labour and suffocating heat working in almost medieval conditions across South Asia. (Photo by Gopen RAI / AFP) / To go with ‘NEPAL-CLIMATE-POLLUTION-KILNS,FOCUS’ by Paavan MATHEMA

 砂煙が立つ中、レンガを背負って運ぶネパールの労働者。この写真を見て大変そうだと思わない人はいないだろう。一般的なレンガは1つで2.4kgある。それがいくつも重なっているのでとてつもない重さに違いない。さらにこの写真から見る限り、レンガを支えているのは一本のロープだけ。もしレンガが崩れ落ちるほどバランスを崩したらまた積み上げなくてはならないだろう。しかし一番重要なのが、それを生身の人間が自らの体で運んでいること。先進国では、レンガは車で運ぶ所がほとんどだ。物を運ぶことに対して、この労働者はどれだけ大変な思いをし運んでいるだろう。先進国の人々はどれだけ簡単で楽だろう。楽を分けてやれないか。その重みを少しでも軽くできないか。まずは、運ぶことがもっと楽になるよう、便利な輸送手段を与える必要があるだろう。(高木 瑠以)

[品川エトワール女子高等学校]

ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。

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