フィリピンのマバラカットで撮影された1人の小学生が洪水の中を歩いている写真。フィリピンには毎年約20もの嵐が上陸し、洪水の被害を出している。現在マニラ北部の地域では、2003年以来4〜6センチ沈没していると明らかになっている。毎年訪れる嵐による高潮や洪水で沈没の脅威は倍増されているのだ。大きな都市ではインフラが整備され、ある程度耐えられる町作りがなされている一方、地方都市ではインフラ整備が追いついていないところもあるそう。干ばつに悩まされている地域もある一方で、水に恵まれ過ぎて頭を抱える地域もあることを私は知った。日本でもこれは他人事では無いと私は考える。昨年日本各地で異常気象と言えるような大型台風が上陸した。洪水に悩まされ、電車が止まるなどの被害が出た。インフラが整っていても機能しない時がある。それは簡単に考えられることだが、インフラに頼りがちな日本にとって大事なことだと私は思う。(片岡 未歩)
[品川エトワール女子高等学校]
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