ライブで使われるライトが、ブッロクチェーンで使われているのがすごいと思ったからです。(S.Y)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
SDGs達成の為の科学技術イノベーション(STI for SDGs)@五反田バレー
ライブで使われるライトが、ブッロクチェーンで使われているのがすごいと思ったからです。(S.Y)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
今、世界ではロボットと人間が一緒にくらしています。写真はロボットが火が出たときに消すような強い水を出しているところです。人間が消火活動をするのはできるけれど、人数や労力が必要です。しかし、ロボットが行うことではやく火を消すことができて、助けられる確率が高くなりよくなると思いました。ロボットと人間が一緒にくらしていけることで進化していけると思いました。(ごぼう)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
私たちは何も考えずにプラスチックを使い海や森にバレないかなや、邪魔という理由でポイ捨てをしています。しかし海にも森にも私たちと同じ生き物がたくさんいます。(R.H)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
ニュースでもやっていたし、自動運転が主流になることで産業の効率が上がると思ったから。(Y.S)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
ロボットが料理をしているところに驚いたからです。
今後、このようなロボットが増えたらいいと思いました。(S.S)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
この写真は、食べ物が捨てられている写真で食べ物が粗末にされていてもったいないと思い選びました。この写真を見ると食べ物をお腹いっぱいに食べれない国の人がかわいそうだと思いました。(ソレウサ)
[品川区立冨士見台中学校]
ここに掲載されているAFPWAA WORKSHOP作品に於ける「作品タイトル」と「本文(日本語部分)」はあくまでも応募者の見解であり、写真英文キャプション及びAFP通信の報道と必ずしも一致するとは限りません。
有限会社ラウンドテーブルコム SDGsポイント研究所@ジャパンでは、教育現場と地域、企業、自治体を繋ぎ、「知る」「考える」「行動する」の3ステップを子供達が自ら体験できる環境としての地域づくりを目指して様々な活動を続けています。
品川区「五反田バレー魅力発信事業」に採択された STI for SDGs @Gotanda-Valley(持続的開発目標のための科学技術イノベーション@五反田バレー)の一環として、2020年2月21日(金)の午前から午後にかけて3コマ、馬込の冨士見台中学校を訪問して、中学1年生の全3クラス計75名の生徒にSDGsのワークショップを提供してきました。
まずは、同じく品川区「五反田バレー魅力発信事業」で五反田バレーのIT企業等の全12社を訪問インタビューした記事(全文はウェブ掲載)の要点を抜粋、各ページに課題をつけた冊子を全員に1冊ずつ配布。この冊子を通して、生徒たちは五反田バレーで科学技術イノベーションに挑戦するIT企業等について学びました。(さらに詳しくSDGsを知ってもらうための参考資料として、三井住友フィナンシャルグループや朝日新聞社のSDGs冊子も配布しました)
続いて、国際的なメディアであるAFP通信社の教育用データベース AFP World Academic Archiveから「SDGs目標9 産業と技術革新の基盤を作ろう」というテーマに沿った写真を選び、日本語タイトルをつけ、なぜその写真を選んだのか200〜400字程度の文章にまとめるワークショップに挑戦しました。
最後に、時間内に文章が完成した生徒たちは、五反田バレーの魅力発信のために特設したオンラインのコンテスト「五反田バレー賞」の対象となる、AFPWAA Student Workshop @Gotanda-Valleyに応募しました。(応募作品はこちらに掲載)
短い時間でしたが、生徒たちは資料で「知る」ところから始めて「考える」そして考えたことを自分の言葉で伝える=「行動する」ところまでを一通り体験できたと思います。
次年度はぜひ、年間のSDGsカリキュラムに計画的に組み込んで、より効果的に資料を活用できるとよいでしょう。
文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)
2020年2月16日(日)立正大学品川キャンパス9号館B2階の9B23教室をお借りして、STI for SDGs(持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)を地域のベンチャー&中小企業、大企業、教育機関、その他の方々と共に考えるイベントを開催しました。主催:(有)ラウンドテーブルコム、共催:立正大学、後援:品川区。
テーマは「共に創ろう 持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」。国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、ものづくり・ITの果たす役割は大きいです。五反田バレーの企業の技術とビジョンをどう生かすか、一緒に考えましょう!というイベントでした。新型コロナウイルスの感染拡大が報道される不穏な情勢の中で、参加者・登壇者・スタッフ合わせて43名が集いました。
今回は、五反田バレーで活躍中の企業「CAMI& Co.」「アイ-コンポロジー」、品川区の企業「東洋製罐グループホールディングス」、その他の企業「近畿日本ツーリスト首都圏」「野村総合研究所」、品川区内の教育機関「品川区立冨士見台中学校」「品川エトワール女子高等学校」、国連傘下組織「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」、資料提供で「朝日新聞社」「三井住友フィナンシャルグループ」「AFP World Academic Archive」、そして「積才房」「国際的学習プログラム研究委員会」「SDGsポイント研究所@ジャパン」による協力のもとで、企画が実現いたしました。
告知には品川区もご協力いただき、商業・ものづくり課の方には大変お世話になりました。五反田バレー地区でSDGs等の社会課題に取り組む企業の認知度向上と、彼ら企業と教育等の多様なステークホルダーとの具体的な連携を促進することができました。
以下、登壇者からご許可いただいた資料については、画像をクリックするとPDFファイルが開きます。
オープニングでは、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)事務局長 大場恒雄氏よりご挨拶をいただきました。GCNJは国連グローバル・コンパクトの日本支部です。多くの日本の企業、(教育も含む)団体が参画し、マーケットを動かしながら持続可能な世界を構築していこうとしています。
立正大学心理学部 小澤康司教授による基調講演では、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」を振り返り、日本のSDGs教育の遅れを指摘、ドイツをはじめ世界の実践事例を挙げて、これからのSDGsと教育のあるべき姿を熱く語っていただきました。
企業プレゼンのトップバッターは、五反田バレーでIoT(モノのインターネット)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)で新たな価値を創出する(株)CAMI&Co.代表取締役 神谷雅史氏。IoT×SDGsビジネス戦略、しかけ作りのための着眼点のお話はとても勉強になりました。
同じく五反田バレーで、バイオプラスチック複合材の活用によるSDGsの推進に取り組み、第1回「STI for SDGs」アワード優秀賞に輝いた、アイ-コンポロジー(株)代表取締役 三宅仁氏からは、プレゼンの最後に宿題をいただきました。「さぁ何の商品を作ればいいでしょうか?柔らか頭で考えてみてください」アイ−コンポロジーが手がける燃やしてもCO2排出ゼロのプラスチックや海洋で生分解するプラスチックで、素敵な商品を五反田バレーから生み出しましょう!
品川区に本社を置き、金属、プラスチック、紙やガラスなどの素材を活かした様々な包装容器の製造を通じて持続可能な社会の実現を牽引する、東洋製罐グループホールディングス(株)イノベーション推進室リーダー 三木逸平氏のプレゼンでは、エクストリームユーザーから一般消費者に展開されたプロダクトの歴史から始まり、「ドローン×スプレー缶」「大人の塗り絵×ガラス瓶」「お祭り×日本酒缶」と目からウロコの連発、そして「資源の使い切りか生活の退化かという二択から抜け出し、技術とイノベーションですべての一人が笑顔になる、次の100年をOPEN UPしよう!」というメッセージをいただきました。
企業プレゼンのしめくくり、(株)近畿日本ツーリスト首都圏団体旅行部 金井隆行氏からは、文房具メーカーのコクヨが2007年から取り組む琵琶湖のヨシ(葦)活用の好循環を蘇らせる「リエデンプロジェクト」と東京の私立正則学園の高校生による、「SDGs学習旅行」を主軸に置いたコラボレーションの事例を発表していただきました。五反田バレーなど品川区の企業と学校でも、ぜひそのようなコラボレーションを実現しましょう!
後半はパネルディスカッション形式で「五反田バレー×ものづくりとIT×SDGs」を、産業界と教育界それぞれの立場からパネリストたちに登壇いただき、皆で考えました。
まずは、イベントの総合司会およびパネルディスカッションのモデレーター、桑原りさ氏(フリーキャスター)より、前半の企業プレゼンの振り返り。
続いて、後半パネルディスカッションからの登壇者の紹介と話題提供。まずは、(株)野村総合研究所 未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)御友重希氏から、SDGsプロジェクトのテーマ発見、チーム結成、国際ハッカソン参加等に活用できるワークシートのご紹介。
教育界からは、市民科(道徳、特別活動、総合的な学習の時間を統合・再構築した品川区の独自教科)の授業時間を使って次年度から全学年でSDGs学習カリキュラムを導入する、品川区立冨士見台中学校の山本修史校長。
そして、品川区内の私立品川エトワール女子高等学校の曽原健一郎先生と2年生の船谷楓さん。船谷さんからは、今回の「五反田バレー魅力発信事業」の一環として特設したAFPWAA Student Workshop @Gotanda-Valleyで、国際的なメディアであるAFP通信社のコンテンツを活用するSDGs学習に取り組んだ感想も発表していただきました。(船谷さんの応募作品は、こちらです)
その後のディスカッションでは、企業側から「教育の場に期待すること」、教育側から「企業や地域に応援してもらいたいこと」、そして最後は全員から一言ずつ「SDGsにおいて今皆さんに伝えたいこと」をアピールしていただきました。高校生からの真摯な発言に大人たちの心も動かされました。
客席からの質疑応答タイムでも、熱心な参加者からの発言があり、会場が一体となったひとときでした。
最後は、主催者を代表して(有)ラウンドテーブルコム代表取締役 柳沢富夫より、提言「五反田バレーで企業と教育をつなぎ、SDGsアクションを!」で幕を閉じました。(※プレゼン内で告知しました次回イベント「SDGs Chance 2」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の状況を鑑み、延期いたしました。新たな日時・場所が決定しましたら告知させていただきます)
企業・団体と教育機関(教員・学生)がほぼ半々となった当日の参加者アンケート結果は、イベント全体として「とても満足(61.9%)」「満足(38.1%)」合わせると100%という高満足度で、「勉強になりました。これをきっかけに具体的に取り組んでいきたいと考えています」「企業と学校の繋がりの重要性を実感しました」「子どもたちに何を伝えるか、どう伝えるか?を考えるヒントがたくさんありました」などのコメントをいただきました。
文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)
通称「五反田バレー」地区をベースに、STI(科学技術イノベーション)の力でSDGs(2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標)などの社会課題に挑戦する、素敵な企業をご紹介するシリーズ。
第十二弾は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、「アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム」を提供する、freee株式会社様です。
2020年1月30日、西五反田の五反田ファーストビル9階にあるfreee株式会社様におじゃまして、経営管理本部カルチャー推進部部長の辻本祐佳様にお話をうかがいました。今回は「次世代レポーター」として立正大学品川キャンパスの大学院生も取材に参加しました!
ーー2019年12月17日に東証マザーズに新規上場したばかりのfreeeのオフィスは、活気に満ちていました!
ーーさっそくですが、辻本さん、freeeとは、どんな会社なのでしょうか?
「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションとして掲げ、スモールビジネスの会計業務、人事労務業務などバックオフィス業務の課題を、テクノロジーで解決するサービスを提供しています。「アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム」というビジョンを目指しています。会計や人事労務は、ビジネスをやっていく上では必要不可欠な業務ですが、専門知識も必要で、リソースを割かないとできない、スモールビジネスにとっては、かなり荷が重いというのが従来でした。そこをサービスで手助けすることによって、例えば、「アクセサリー屋さんをやりたい!」と思った時に、やりたいと思うパッション、作るというスキル、こうしたらもっとみんなに楽しんでもらえるのではないかというアイデアがあるだけで、やりたいことを形にしていけるようなサービスを提供する会社です。
ーー今、世界には、SDGsに掲げられているような様々な課題があります。freeeが重視するグローバルな課題とは?
feeeはもともと、国内企業の90%以上を占めるスモールビジネスと言われる中小企業が、もっとテクノロジーを活用して生産性を上げていくことができれば、日本全体の国力、経済力がもっと上がっていくはずだし、そこに対して、今まだ日本全体でテクノロジーを充分活用しきれていないという課題意識から、2012年に設立されました。経済力向上と格差改善のためのテクノロジー活用が、freeeとしては関心の強い分野だと思います。
ーーそういった社会課題に挑戦するfreeeの取り組みや、課題解決につながる技術についてお聞かせください。
大きいプロダクトは会計業務の「会計freee」、人事労務関連業務の「人事労務freee」などがありますが、「会計freee」を例に説明します。従来の会計ソフトだと、バックオフィス業務というのは絶対にやらないといけないという前提があり、負担を減らすには、その入力を楽にしよう、というような発想だったのです。「会計freee」には、「実際、それは本当にやらなくてはいけないことなのか。本業のビジネスを営むことと別にやらなくてはいけないことなのか。あるいは、本業のビジネスをやっていく中で自然にそこもこなしていけるようになれば、そのために使っていた時間も、もっと本業のために使えるのではないか」という発想があります。限られた時間の中で、配分を変えられる、ということです。パン屋さんはパンを作りたかったのであって、会計をやりたかったのではないですよね。もしパン屋さんで日々、販売を入力するだけで、それがそのまま記帳や会計情報になっていくとなれば、別個にレジ締めなどをやらなくていいわけです。そうなったら、その分、早く寝て翌日の仕事に備えるなり、新しい製品を考えるなり、そういったことに時間をもっと使ってもらえる、それが基本的なコンセプトです。
弊社には創業の時からずっと強く浸透している「マジ価値」という概念があります。「マジ価値」とは、「ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えること」です。パン屋さんにとっての本質的な価値は、記帳業務が楽になることではなく、そのために使っていた時間を、もっと自分が本当にやりたかったことに使えることであるはずで、それをどうやって実現すればいいのだろうか、という考え方です。社員は皆、「マジ価値」という言葉が大好きで、社内でもいろいろなミーティングで使っています。社内に「マジ価値KPI」というのがあって、例えば、プロダクトを使ってくださるお客様が、手作業をどれぐらいしているか、というのをKPI化しています。手作業が減ると、それだけ間違いも減るし、その人たちが使える時間も増えるので、そういうことをKPIで追って、マジ価値を「届けきる」ために役立てています。
「届ける」ではなくて「届けきる」。マジ価値というのは、ともすればただの独善的な考え方になってしまいます。これがマジ価値だと考えていても、それが誰にも届いていなかったら、ただの独りよがりです。だから、「マジ価値というのは、届いて初めてマジ価値なんだよ」というのを社内でも言っています。一人ひとりがマジ価値に対して向き合い、組織として、作っているマジ価値、売っているマジ価値、売った後にユーザーが使いこなせるようになるマジ価値、というのをちゃんとつないでいかないと、どこかで切れてしまって、作ったけど知られていない、買ってもらったけど使われていない、となってしまったら意味がありません。だから会社の中でリリース情報をちゃんと共有したり、使ってもらえるための説明をお互いに協力してやっていこう、という想いを込めて、「届けきる」なのです。
ーーfreeeでは、イノベーティブなアイデアの創出や、イノベーティブ人財の育成について、どのような仕組みづくりや工夫をしていますか?辻本さんの率いる「カルチャー推進部」とは、どういう部署なのでしょうか?
カルチャー推進部は、立ち上がって1年半ぐらいになる部署ですが、一般的な会社で言うと人事と総務の機能を持っているチームだと思います。まさに人財育成のための制度やトレーニングや、新しい人が早く成果を出せるためのオンボーディングなどもします。そういう人事的機能もあれば、オフィスのマネジメントや、社内でのコミュニケーションの企画、福利厚生なども考えている部署です。なぜそれでカルチャー推進部かというと、まさに「マジ価値」を中心に置く考え方をする人たちが集まることによって、freeeという会社のカルチャーができていくのですが、そのカルチャーの構築に大きく関わる仕事を集約して、あえて人事総務部という名前ではなく、カルチャー推進部という名前にしています。
オフィスづくりでも、コミュニケーションを意識しています。プロダクトのところでお伝えしたように、弊社は生産性向上や効率化を目指しているのですが、効率化した結果、というか、プロダクトで効率化するからこそ、その分の時間というのを、より実りあるところに投資してほしいという発想があります。それは社員との関係についても同じで、効率を求める会社だと思われがちですが、人とのコミュニケーションにはかなり投資をしています。オフィスのつくりとしても、例えば、全部の階にカウンターがあって、そこに飲み物を取りに行ったり、9階には軽食があって、そこに取りに行く。そこで誰かと会って、「あ、そういえばこの間どうでした?」という会話が生まれたり、コミュニケーションができるような仕掛けになっています。
freeeは今、500人ぐらいの規模ですが、週1回の全社会議をしています。情報を伝えるという観点だけなら、ドキュメントをシェアする方が効率的ですが、弊社には「あえ共」(あえて共有)という、大事な考え方があります。必要なことを伝えるのは当然で、その上でいろいろなことを伝えていくことによって、よりお互いにオープンにフィードバックし合うことで、ビジネスのスピードも上がり、他部署との連携も進む、という考え方なのです。ですから週に1回みんなで集まって、例えば「プロダクトを最近こういう方向で進化させようとしています」とか、「どこどこ部署の誰々さんってこういうことをしてすごいんです」とか、そういうことを共有し合っています。規模が大きくなったから遠くなるのではなく、お互いが何をやっているかわかるように、コミュニケーションにはかなり会社として投資していると思います。お客様から、freeeのそういう雰囲気が好きだ、と言っていただくこともあります。
ーー小中学生、高校生、大学生など若い世代に伝えたいメッセージをおねがいします。
大人が若い人たちに「これはやったほうがいい」と言うことは、その人たちの制約になってしまいそうな気がします。若い人たちの方が世界をどんどん変えていって、十年前と今では全然違うように、ここからの十年間はもっと変わると思っています。だから今の中高生、大学生には、今あるものが当然だとか、それを前提に考えないでほしい、ということだけを伝えたいですね。「これをやっておいた方がいいよ」なんて大人が言うより、そんなことをもっと軽々と越えていった方がいいと思います。
自分が高校生ぐらいの時に先生に言われていたのですが、自分が勉強していることというのは、過去のいろいろな偉い人たちの叡智の頂点であると。だからその最新情報を吸収できるというのは、私の世代より今の世代の方が、たぶんより効率的だし、より最先端だし、間違いも正されているはずで、それはそれですごく価値あるものとして享受したらいいのではないかとも思います。
弊社には新卒の社員もいますが、若い人から教えられることばかりですね。単純な知識より、ものの考え方の方がずっと大事だと思いますが、その点では、新しい人たちから刺激を受けることばかりだと思っています。
そういう若い人のアイデアがプロダクトにも反映されています。弊社は、マジ価値を「届けきる」というのが本当に会社の中心にあるので、だからフラットでオープンなのが当然なのです。社長が言っているからとか、マネージャーが言っているから、それを鵜呑みにしてやりました、というのは全然推奨されず、社長であっても、新卒であっても、マジ価値というものに対して一人と一人として、本当にガチで向き合ってください、というメッセージも「届けきる」に込められています。だから先輩と後輩でも、それぞれの視点が違うというだけで、先輩ならではの視点と、後輩ならではの視点、どちらが本当にマジ価値かというのを同じ土俵で戦わせています。
freee の社名には、まず、スモールビジネスをより自由にするという意味があります。e が3つあるのは、最初にfreeeを作った人が3人だからです。そしてツバメなのですが、滑空ではなくて羽ばたきで飛ぶ鳥では、ヒメアマツバメが最速らしいのです。「最速でスモールビジネスを自由にしていく」ということを意味して、この社名になりました。社員は皆、このツバメが大好きで、ぬいぐるみを作ったりしている人もいます。
ーーfreeeをはじめ、テクノロジーで社会課題に挑戦するイノベーティブな企業が集まる、通称「五反田バレー」地区の魅力や、企業と地域の関わりについて、教えて下さい。
私自身も実は五反田にもう4年ぐらい住んでいるのですが、弊社には、この地域に住んでいる人がたくさんいます。近隣に住んだ人には一定の手当を出しているのですが、職住近接によって、例えば、電車通勤によるストレスが軽減する等のメリットはかなり大きいと思います。最初は麻布で創業したのですが、社員数が増えるにつれて、家族で近くに住んでもらえるということを考えたら、近くに住めるような地域で、かつ、コミュニケーションのために、できれば会社周辺でみんなでご飯を食べられるような地域を探しました。五反田にはいろいろな飲食店があって、昼にランチに出かけたり、夜ちょっと飲んだり、選択の幅が広い街だと思います。みんな大好きですね、五反田。
ーー地域貢献ということでは、子どものためのプログラミング道場「CoderDojo 五反田@freee」に、会場提供をしていますね?
CoderDojo 五反田@freeeには、近隣に限らず社員の子どもたちも来ています。子どもたちがfreeeのエンジニアにプログラミングを教えてもらったりして、CoderDojoというイベントを通して、社員どうしも知り合いになれるし、会社でふだんの業務とは違う関係性を深められるというのも、いいなと思います。
ーーお話をうかがって、freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」することを目指す、ムーブメント(社会運動)だ、という思いを抱きました。
freeeが目指す世界の方向性に共感する仲間が集まってきて、自律的にアクションを起こす、それが原動力となって、世界は変わるのではないか、と。
ありがたいことに、freeeがやろうとしていることを理解していただき、従来にはなかった発想に共鳴して、使ってくださるユーザーもいます。会計士さん・税理士さんのコミュニティもあって、それをまさに「マジ価値コミュニティ」と呼んでいるのですが、皆さん顧問の先を持っていらっしゃるので、その人たちが、より自分たちが本当にやりたかったことに注力できるために、freeeの発想がとても大事だと考えて広めてくださっています。ですから、まだまだ届ける先はたくさんあるのですが、ありがたいことにそうやって共感してくださっている方々もたくさんいるので、少しずつがんばっています。
ーーSDGsで起きていることと、シンクロしている気がします。大企業は昨今、ESG投資の観点から、SDGsに取り組まざるを得なくなっています。一方、日本企業の90%以上を占めるスモールビジネスが本気で取り組まなければ、実現は不可能だし、ベンチャーだからこそ起こせるイノベーションがあります。
そういう全国の中小企業やスタートアップが産官学民の国際連携できて、金融支援も受けられる、SDGs Innovation HUBを構築する動きが出てきています。
今回のシリーズでインタビューさせていただいた、五反田バレーの中小企業・IT企業の方々と、ぜひこれから連携していけたらと思います。
聞き手:木村京子(エシカルコンシェルジュ)
「マジ価値」という言葉を大切にしている姿が印象的でした。“何が本質的で価値があるのか”とことん追求し、今(従来)の考え方に囚われず、学生から教わることが多いといった謙虚な姿勢を持ち合わせているからこそ、ここまで会社として成長を遂げているのだと思いました。この「マジ価値」という考えが日本に広まった場合、大きなムーブメントが起きるのではないでしょうか。それはSDGsにおいても言えることで、何が本質的で価値があるのかを追求していけば、必然的にSDGsの目標に辿り着くと思います。freee株式会社のような会社が増えていけば日本も変わるのでは?と思わないわけにはいきませんでした。(立正大学大学院臨床心理学専攻修士課程1年 田崎 正和)
通称「五反田バレー」地区をベースに、STI(科学技術イノベーション)の力でSDGs(2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標)などの社会課題に挑戦する、素敵な企業をご紹介するシリーズ。
第十一弾は、日経新聞にも紹介された「IoTエンジニア養成キット」を提供し、テクノロジーの力で、人をより自由にする、株式会社XSHELL様です。
2020年1月21日、西五反田の五反田サンハイツ3階にある株式会社XSHELL様におじゃまして、取締役Chief Product Officerの杉田知至様にお話をうかがいました。
ーーXSHELLのオフィスに一歩入ると、様々なパーツや工具が目に入り、ものづくりファンにはワクワクする空間です!
ーーさっそくですが、杉田さん、XSHELLとは、どんな会社なのでしょうか?
本質的な知識を得る喜びを感じる人々に対して、ものを生み出す本物の技術を与える事業を行っています。本来、人は誰でも学ぶことが大好きです。新しいことを身につけて、それが使えるようになるということに対して、知的な喜びを得る生き物なのです。でも、だんだん大人になるにつれて、仕事が忙しくなったり、仕事に関係ないことはあまりやらなくなったりすることが多くあります。学ぶって、けっこう時間がかかって大変なので。それに対して弊社が提供するのは、世の中にある新しいものを大人でも楽しく学べる教材とサービスです。
ーー今、世界には、SDGsに掲げられているような様々な課題があります。XSHELLが重視するグローバルな課題とは?
急激なテクノロジーの進化によって、すべての仕事のやり方が変わりつつあります。具体例を一つ挙げると、AIです。AIの登場で、旧来のシステムの作り方、進め方ががらっと変わり、また一から覚えないといけないというのが、今、世の中で起きている状況です。
ーーそういった社会課題に挑戦するXSHELLの取り組みや、課題解決につながる技術についてお聞かせください。
弊社が提供する「IoTエンジニア養成キット」と、もう一つ、2020年1月、toC向けにリリースして、2020年2月、toBにリリースする、「作って学ぶ人工知能」という、2つの商品がメインです。教材が届いて、自宅やオフィスにいながら、組み立て、開発を行い、実際にシステムをどうやって作るかを学べる、という商品です。日本全国、場所を選ばずに、どこかに来て学ぶのではなく、自分の好きな環境で、好きな時間に、IoTやAIの最新技術を勉強できる、というソリューションを提供しています。英語にしていけば世界にも展開できるものです。
「IoTエンジニア養成キット」は2018年8月にスタートして、最初は企業のエンジニア向けに出したのですが、実はこれが一般の方にもすごくニーズがあるというのがわかり、デアゴスティーニと提携してtoCに出したところ、思いの外、反響があり、仕事でなくても、一般の人も最近こういう最新のものを、どういうものか学びたいという欲求がたくさんあるということがわかりました。
ーーどのような方が学んでいるのですか?
現状では、40〜50代の男性がボリューム層です。IoTという名前は聞くけれども中身はどんなものかよくわからないし、スマートフォンもどうやって作ったらいいかわからない。それで、子どもも大きくなってきて時間もできたし、また新しいことを学びたいという、そういう欲求の高い方たちなのかなと思います。生涯現役の世界になってきたので、その人たちが次のキャリアとして、確実に活かせます。若い世代は、どちらかというと企業の方ですね。すでに現場で働いている方が多いので、企業の研修として受けられています。
AIの方は出たばかりで、こちらは最初にデアゴスティーニと提携して一般向けに出したので、企業研修としての活用事例をこれから作ろうとしているところです。
ーー具体的に、どういったことが学べるのでしょうか?
例えば、IoTでは、いわゆるスマート・ホームを作りましょう、ということができるようになるための知識を教えています。ポイントは、物やサービスを作れる本物の技術を教えるというところです。何か一領域をやったらできるのではなく、サービスを作るために必要なことを全部やるので、電子回路、デバイス的なところもあり、プログラミングもあり、サービスを作るというところではクラウドも使い、本当にたくさんの領域を学ぶのです。まだ入り口ですが、奥は深いですね。まずはスタートラインに立つために、最低限必要なことというのが、本当にたくさんあります。
ーー受講者の地域的な分布はどうでしょうか?
東京と愛知が多いですね。東京はIT関係、愛知は製造業が多いです。今まで学ぶ機会があまりなかった過疎地域などにも広めていきたいですね。今はインターネットさえつながっていれば、どこでも仕事できますので。
出たばかりですが、AIはかなりニーズがあるだろうと思っています。日本のIT企業の75%が、AIの人財が足りないと言っている状況で、AIの学習を自分で行って、私もこれを実際に使ったのでわかるのですが、本当にAIを作れるようになるのですよ。ですから、地方であまり仕事のない人も、これでスキルを身につけて、リモートでAIの開発をします、と言ったら、その人は東京並みの単価で仕事ができるわけです。子育て中の女性などにもぜひ勧めたいですね。
大学生向けパッケージも、まだ先の構想ですが出していきたいと思っています。大学生がこれから社会に入っていく上で、絶対にAIの知識が必要になるので、そこに提供したいという思いがあります。今あるコンテンツでも、大学生が充分できます。自分で作りたいものを作るというものなので、公教育の中でもアクティブ・ラーニングをやっている学校なら可能性あるかもしれません。中学生・高校生でも起業してしまうような方もいますので、そういう方々には、いいと思います。
ただ、今はビジネスの現場で圧倒的に困っているので、まずそこからです。次のステップとして、将来の人財を育てるところへ、です。
IoTコースで30万円/6ヶ月、AIコースで32万円/4ヶ月。意外と高いと思うかもしれませんが、実は、この金額って英会話と一緒なのですよね。6ヶ月かけて英会話をやるという選択肢の中に、6ヶ月かけてIoTを学ぶとか、AIを学ぶ、というのが普通に並ぶ時代になってきたのだな、と考えています。
eラーニングに関して、今、構想としては、個人のレベルに合わせて自動的にコンテンツを出して、ちゃんとレベルアップするというところを目指して、システム開発しているところです。現在は、その部分を、弊社のエンジニアがテクニカルサポートをして、受講者のレベルに合ったサポートを行っています。
通信モジュールはwi-fiです。どんな通信環境であれ、どういうふうにシステムを作るというのは大きくは変わらないので、まずはベースのところですね。
ーーXSHELLでは、イノベーティブなアイデアの創出や、イノベーティブ人財の育成について、どのような仕組みづくりや工夫をしていますか?
弊社は、経営陣のほ全員が元エンジニアという組織で、ものを作れることが当たり前の人たちなのです。ですから、「AIなんて、やったらできるよね」「IoTだって、やったらできるじゃん」とみんな思っていたのですが、どうやら世の中はそうではない、とわかってきました。そこで、私たちが考える、ものを作る時、どうやって本質的な技術を見抜いたらいいのか、というようなことをエッセンスにして、キット化して出していったら、これが社会のニーズに合ったのです。私たちは当たり前だと思ってしまっているのですが、あらためて言語化すると、とにかく作ることですね。実践あるのみです。作って初めて理解するので。弊社のエンジニアですと、営業に行く前に、先にプロトタイプを作ってしまうのです。それで、「こんなのがあるから、欲しいでしょ」と。
ーー小中学生、高校生、大学生など若い世代に伝えたいメッセージをおねがいします。
ことテクノロジーに関して、一つ言いたいのは、まず作ることを目的にしてほしいということです。先に作りたいものを決めて、さっさと作り始めることです。必要なことは、作りながら学べばいいと思います。プログラミングを学ぶというインプットもいいのですが、実はそれだけだと、ものは作れません。ものを作るという視点に立って必要なことを学ぶ、というのをやっていくことで、初めて、社会で通用する本物の技術が身につくので、先に作りたいものを、どんな突拍子もないものでもいいから、決めて、作り始めるというのを、やってほしいですね。
とにかく作ってください。私自身、小さい時から何か作って、問題を起こして、直して、というのをずっと繰り返してきました。だからこそ、今、最先端のITなど出てきても普通に使えるようになったので。最初は、中学生になる時に、ホームページを作りたいという欲求でPCを買ってもらって、プログラミングを覚えました。ホームページの作り方を一切知らずにスタートだったのですが、でも作りたい、どう作るんだ、最初はホームページ・ビルダーで作って、他の人のを見たら、なんか色が変わったりする、これどうやっているんだ、となってCSSを覚えて、掲示板ってどういう仕組みなんだ、というのでPerlを覚えて。とにかく、作りたいが先にあって、必要な技術をどんどん覚えてという形でした。今の子どもたちですと、アプリを作りたいとか、ゲームを作りたいとか、それで、どんなゲームを作りたいか、ではそれを作るのに必要な技術は、というとすぐ学べてしまう。例えばPythonが儲かるからPythonを覚えようというアプローチは、筋が悪いと思います。Pythonが終わったらどうなるのか。子どもたちが大人になるまでに、Pythonは廃れるかもしれません。だからこそ、「本質的な知識って何?」というところをちゃんとしないと。最初に作りたいものがあれば、これ作りたいからPerl使います、これ作りたいからPython使います、これ作りたいからGo使います、という選択ができるのです。かくいう私も、Perlやって、Perl JavaScriptやって、PHP JavaScriptやって、今、Pythonやって、という形で、どんどん言語は変遷しているので。でも結局、原理を知っていたらほぼ一緒なのですよね。得意なことが違うというだけで。ものづくりは、作りたいものがベースでテクノロジーを身につけていったら、その人はおそらく一生楽しいと思うのですよ。何歳になっても、作りたいものが作れる。
ーーXSHELLをはじめ、テクノロジーで社会課題に挑戦するイノベーティブな企業が集まる、通称「五反田バレー」地区の魅力や、企業と地域の関わりについて、教えて下さい。
なぜ五反田にいるのか、いくつか理由がありますが、弊社のような若いスタートアップが、まだ入りやすい場所なのです。地価が安かったのもありますが、もともとソニーがいて、ものづくり系の企業がたくさんいたので、ものづくりスタートアップが入っていくにはとても良い場所だったなと思っています。実際、五反田バレーが立ち上がって、それまで個々で活動していた人たちが、お互い集まって交流できるようになったのは、画期的だと思います。DEJIMAというスペースが、五反田バレーの本拠地です。そこから他の企業とコラボレーションして、新しいビジネスが始まったりしているので、ああいう場所があるのは非常に大きいですね。
一方、私自身、プライベートな活動でCoderDojo五反田という、子どもたちにプログラミングをできる場を提供するという活動をしています。この考えに、五反田にあるスタートアップのfeee株式会社にも共感していただき、会場を提供いただいて、品川区近辺のお子さんが集まる場所になっています。ただ、「地域貢献」ということはあまり意識せずに、どんな地域にも、学校でやっていないことを、「僕はプログラミングに興味あるんです」「私はものづくりに興味あるんです」という人たちがいるので、そういった人たちが、いざやろうと思った時に、相談できる仲間がいないとか、先輩がいないという状況に対して、ここに来れば相談できる場所があるよ、という場を提供しているだけです。
会社でも、私のプライベートな活動でも、やりたいと思っている人にチャンスを与えるというのが、基本の考え方でして、IT業界におけるジェンダー・バランスに関してもそうです。CoderDojoでは、実は半数が女の子です。プログラミングが好きな女の子が、「ここに来たら、私ずっとプログラミングしてていいんだ」という場所になれば、そういった女の子が大きくなってIT業界に女性が増えてくるだろうなと考えてやっています。昔のプログラマーは、夜遅くまで仕事するとか、激務であるとか、ブラックであるとかで、これも女性が家事をするという前提の社会だから、女性が働きにくい場所だったのですが、今、働き方改革でどんどん労働環境がよくなっていますので、そういうのが整っいてくると、初めて女性も活躍できるのかなと思います。女性が家事をするのが前提の社会構造が好ましくないと思いますね。
聞き手:木村京子(エシカルコンシェルジュ)