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冨士見台中学 品川区

冨士見台中学SDGs-PBL〜市民科授業地区公開講座

11月20日(土)品川区立冨士見台中学校体育館において、9年生が取り組んできたSDGs-PBLの成果をポスターセッション形式で発表しました。

セッションの模様は有限会社ラウンドテーブルコムのチームによりオンラインで岩手町にも配信され、岩手町みらい創造課の地舘浩二課長から講評もいただきました。

岩手町は東京から新幹線で2時間30分、盛岡市の少し北にあります。去年、内閣府からSDGs未来都市に選定され、様々なプロジェクトに取り組んでおります。特に重きを置いているのが人材育成です。SDGsに取り組むにあたって最も大切なのは、これからのSDGsを自分ごととして捉える方々を一緒に支援して育てていくことです。まさに今日やったPBLの取り組みは、今年、岩手町の沼宮内高校でも同じメニューを取り入れ、自分たちの地域や社会の課題を自分ごととして捉えて一緒に考えていく「SDGs人材」の育成に力を入れています。今日の皆さんの発表を拝見して特に感じたのは、SDGsというととかく自分ごととして捉えにくいというのが課題ですが、皆さんが地域の社会課題、例えば商店街の課題など身近なところにも目を向けながら提案しているのが良いなと思いました。岩手町でもこういう取り組みを今年から試験的に始めたので、よろしければご縁を結び、ご一緒に取り組みをさせていただければと思いながら聞いておりました。

岩手町 みらい創造課 課長 地舘浩二氏

また、現地でもシナネンホールディングス株式会社 経営企画部 広報IRチーム 吉田明子氏がゲスト参加、講評いただきました。

環境について考えるシナモロールの絵本を今年作り、皆さんに配布する機会があったのはご縁と思っています。今日はポスターセッションを全て拝見させていただき、シナモロールを使った企画案もあり、とても嬉しく、私たちも一緒に何かできないかと思いました。それ以外の皆さんも地元の活性化や環境問題に対する意識がとても高く、ゴミ問題、食品ロス問題などの取り組みで、各チームがSDGsをよく理解して発表されていたと感じております。実際にSDGsの中でも日本が遅れている海や森林の取り組みなども課題として上がっているので、皆さんのような若い世代の方々がまちや日本のことを考えて発案して動いてくださることを祈って、大人がそれをしっかりサポートしていければ日本ももっと変わっていくのではないかと期待を感じました。ぜひ一つでも良いので今日のものがベースになって発展につながると良いと思います。

シナネンホールディングス株式会社 経営企画部 広報IRチーム 吉田明子氏

お題目だけでなく実際に商店街などで実現可能なプランを発表されているのが素晴らしいと思いました。ぜひ今日で終わらせず今後も活動を発展させていってください。

有限会社ラウンドテーブルコム サステナビリティ推進室 木村京子

冨士見台中学校の校長先生、市民科でSDGs-PBLを中心となって推進して来られた担当の先生からもご講評いただきました。

今日は楽しいですね!こどもたちが自分の考えをまとめて発表し、それに対してまた意見が出てくる。これをどんどん繰り返すことがとても重要だと思います。そして問題が個人のことではなく、最終的には世界全体のことになる。身近な、生活に密着しているところから、考える力がとても大切だとあらためて実感しています。こどもたちはよく頑張っていると思います。

品川区立冨士見台中学校 石黒晋校長

良かったことは、この日までにまとめる力をつけ、よく仕上げてきたということです。発表内容もまとまりのある文章で、一人一人が、自分が発表しなければいけないという意識を持って主体的に取り組んでくれたと思います。もう少しこうしたらいいということは、聞く力だと思います。質疑応答がもっと盛り上がったら良かったと思います。ちょっとしたことでもいいので疑問を持つことで、一つ質問が出るだけでも周りの人たちの気づきが生まれます。そんなきっかけづくりができたら良いと思いました。次回このような機会があったら、聞く人は疑問を持って聞くように意識してほしいと思います。

品川区立冨士見台中学校 根本俊吾主任教諭

今回発表された9年生2クラス12班のポスターは、12月4日(土)に予定されている戸越銀座商店街SDGsイベントにおいても、デジタルサイネージへの掲載という形で、商店街へ買い物に訪れる住民の皆さんにSDGsを伝えるために活用されます!

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