イベント開催報告「共に創ろう 持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」

プログラム

2020年2月16日(日)立正大学品川キャンパス9号館B2階の9B23教室をお借りして、STI for SDGs(持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)を地域のベンチャー&中小企業、大企業、教育機関、その他の方々と共に考えるイベントを開催しました。主催:(有)ラウンドテーブルコム、共催:立正大学、後援:品川区。

テーマは「共に創ろう 持続可能な社会 第2弾〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」。国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、ものづくり・ITの果たす役割は大きいです。五反田バレーの企業の技術とビジョンをどう生かすか、一緒に考えましょう!というイベントでした。新型コロナウイルスの感染拡大が報道される不穏な情勢の中で、参加者・登壇者・スタッフ合わせて43名が集いました。

今回は、五反田バレーで活躍中の企業「CAMI& Co.」「アイ-コンポロジー」、品川区の企業「東洋製罐グループホールディングス」、その他の企業「近畿日本ツーリスト首都圏」「野村総合研究所」、品川区内の教育機関「品川区立冨士見台中学校」「品川エトワール女子高等学校」、国連傘下組織「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」、資料提供で「朝日新聞社」「三井住友フィナンシャルグループ」「AFP World Academic Archive」、そして「積才房」「国際的学習プログラム研究委員会」「SDGsポイント研究所@ジャパン」による協力のもとで、企画が実現いたしました。

告知には品川区もご協力いただき、商業・ものづくり課の方には大変お世話になりました。五反田バレー地区でSDGs等の社会課題に取り組む企業の認知度向上と、彼ら企業と教育等の多様なステークホルダーとの具体的な連携を促進することができました。

以下、登壇者からご許可いただいた資料については、画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)事務局長 大場恒雄氏

オープニングでは、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)事務局長 大場恒雄氏よりご挨拶をいただきました。GCNJは国連グローバル・コンパクトの日本支部です。多くの日本の企業、(教育も含む)団体が参画し、マーケットを動かしながら持続可能な世界を構築していこうとしています。

立正大学心理学部 小澤康司教授

立正大学心理学部 小澤康司教授による基調講演では、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」を振り返り、日本のSDGs教育の遅れを指摘、ドイツをはじめ世界の実践事例を挙げて、これからのSDGsと教育のあるべき姿を熱く語っていただきました。

(株)CAMI&Co.代表取締役 神谷雅史氏

企業プレゼンのトップバッターは、五反田バレーでIoT(モノのインターネット)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)で新たな価値を創出する(株)CAMI&Co.代表取締役 神谷雅史氏。IoT×SDGsビジネス戦略、しかけ作りのための着眼点のお話はとても勉強になりました。

アイ-コンポロジー(株)代表取締役 三宅仁氏

同じく五反田バレーで、バイオプラスチック複合材の活用によるSDGsの推進に取り組み、第1回「STI for SDGs」アワード優秀賞に輝いた、アイ-コンポロジー(株)代表取締役 三宅仁氏からは、プレゼンの最後に宿題をいただきました。「さぁ何の商品を作ればいいでしょうか?柔らか頭で考えてみてください」アイ−コンポロジーが手がける燃やしてもCO2排出ゼロのプラスチックや海洋で生分解するプラスチックで、素敵な商品を五反田バレーから生み出しましょう!

東洋製罐グループホールディングス(株)イノベーション推進室リーダー 三木逸平氏

品川区に本社を置き、金属、プラスチック、紙やガラスなどの素材を活かした様々な包装容器の製造を通じて持続可能な社会の実現を牽引する、東洋製罐グループホールディングス(株)イノベーション推進室リーダー 三木逸平氏のプレゼンでは、エクストリームユーザーから一般消費者に展開されたプロダクトの歴史から始まり、「ドローン×スプレー缶」「大人の塗り絵×ガラス瓶」「お祭り×日本酒缶」と目からウロコの連発、そして「資源の使い切りか生活の退化かという二択から抜け出し、技術とイノベーションですべての一人が笑顔になる、次の100年をOPEN UPしよう!」というメッセージをいただきました。

(株)近畿日本ツーリスト首都圏団体旅行部 金井隆行氏

企業プレゼンのしめくくり、(株)近畿日本ツーリスト首都圏団体旅行部 金井隆行氏からは、文房具メーカーのコクヨが2007年から取り組む琵琶湖のヨシ(葦)活用の好循環を蘇らせる「リエデンプロジェクト」と東京の私立正則学園の高校生による、「SDGs学習旅行」を主軸に置いたコラボレーションの事例を発表していただきました。五反田バレーなど品川区の企業と学校でも、ぜひそのようなコラボレーションを実現しましょう!

後半はパネルディスカッション形式で「五反田バレー×ものづくりとIT×SDGs」を、産業界と教育界それぞれの立場からパネリストたちに登壇いただき、皆で考えました。

司会:桑原りさ氏(フリーキャスター)

まずは、イベントの総合司会およびパネルディスカッションのモデレーター、桑原りさ氏(フリーキャスター)より、前半の企業プレゼンの振り返り。

(株)野村総合研究所 未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)御友重希氏

続いて、後半パネルディスカッションからの登壇者の紹介と話題提供。まずは、(株)野村総合研究所 未来創発センター主席研究員(財務省より官民交流)御友重希氏から、SDGsプロジェクトのテーマ発見、チーム結成、国際ハッカソン参加等に活用できるワークシートのご紹介。

品川区立冨士見台中学校 山本修史校長

教育界からは、市民科(道徳、特別活動、総合的な学習の時間を統合・再構築した品川区の独自教科)の授業時間を使って次年度から全学年でSDGs学習カリキュラムを導入する、品川区立冨士見台中学校の山本修史校長。

品川エトワール女子高等学校 曽原健一郎先生
品川エトワール女子高等学校2年 船谷楓さん

そして、品川区内の私立品川エトワール女子高等学校の曽原健一郎先生と2年生の船谷楓さん。船谷さんからは、今回の「五反田バレー魅力発信事業」の一環として特設したAFPWAA Student Workshop @Gotanda-Valleyで、国際的なメディアであるAFP通信社のコンテンツを活用するSDGs学習に取り組んだ感想も発表していただきました。(船谷さんの応募作品は、こちらです)

その後のディスカッションでは、企業側から「教育の場に期待すること」、教育側から「企業や地域に応援してもらいたいこと」、そして最後は全員から一言ずつ「SDGsにおいて今皆さんに伝えたいこと」をアピールしていただきました。高校生からの真摯な発言に大人たちの心も動かされました。

客席からの質疑応答タイムでも、熱心な参加者からの発言があり、会場が一体となったひとときでした。

(有)ラウンドテーブルコム代表取締役 柳沢富夫

最後は、主催者を代表して(有)ラウンドテーブルコム代表取締役 柳沢富夫より、提言「五反田バレーで企業と教育をつなぎ、SDGsアクションを!」で幕を閉じました。(※プレゼン内で告知しました次回イベント「SDGs Chance 2」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の状況を鑑み、延期いたしました。新たな日時・場所が決定しましたら告知させていただきます)

企業・団体と教育機関(教員・学生)がほぼ半々となった当日の参加者アンケート結果は、イベント全体として「とても満足(61.9%)」「満足(38.1%)」合わせると100%という高満足度で、「勉強になりました。これをきっかけに具体的に取り組んでいきたいと考えています」「企業と学校の繋がりの重要性を実感しました」「子どもたちに何を伝えるか、どう伝えるか?を考えるヒントがたくさんありました」などのコメントをいただきました。

文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)

イベント開催報告「ダイバーシティから生まれるイノベーション〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」

プログラム
2019年12月6日(金)SHIP品川産業支援交流施設4階の多目的ルーム

2019年12月6日(金)SHIP品川産業支援交流施設4階の多目的ルームをお借りして、STI for SDGs(持続可能な開発目標のための科学技術イノベーション)を地域のベンチャー&中小企業の方々と共に考えるイベントを開催しました。主催は(有)ラウンドテーブルコム(後援:品川区)。

テーマは「ダイバーシティから生まれるイノベーション〜STI for SDGs@Gotanda Valley〜」。SDGs等のグローバル課題解決には、さまざまな価値観や文化をイノベーションに活かすためのダイバーシティ推進が不可欠です。五反田バレーでどう取り組んでいくか、一緒に考えましょう!というイベントでした。参加者・登壇者・スタッフ合わせて26名のアットホームな雰囲気の中で行われました。

今回は、五反田バレーで活躍中の企業「コグラフ」「CAMI & CO.」、地域のサポーター「積才房」「国際的学習プログラム研究委員会」「SDGsポイント研究所@ジャパン」による協力のもとで、企画が実現いたしました。

告知には品川区もご協力いただき、商業・ものづくり課の方には大変お世話になりました。五反田バレー地区でSDGs等の社会課題に取り組む企業の認知度向上と、彼ら企業と教育等の多様なステークホルダーとの連携の布石を打つことができました。

また、このイベントには品川区内外から、ダイバーシティの理解と実践の啓蒙活動を通じて持続可能な世界の構築に取り組んでいらっしゃる方々にお越しいただき、前半はパネルディスカッション形式で日本や世界の現状と課題を学びました。

以下、登壇者ご提供資料は、画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

モデレーター:田中裕実子氏(未来技術推進協会)
資料:シンギュラリティ・ラボ発〜TECH女子〜

まずはじめに、モデレーターの田中裕実子様から、AI、XR、ブロックチェーンなど未来技術の社会浸透を推進する(一社)未来技術推進協会、その中でもテクノロジーを使って社会課題(特にSDGs)の解決を目指すシンギュラリティ・ラボから生まれた女性のコミュニティTECH女子の活動のご紹介があり、社会で活躍する女性を応援し、テクノロジーを通して活躍の場が広がるコミュニティーづくりを進めることで、個人も企業も地域ももっとハッピーになれるのでは?という示唆をいただきました。

パネリスト:田中沙弥果氏(一般社団法人Waffle 代表理事)
資料:一般社団法人Waffle団体概要

続いて、お一人目のパネリスト、テクノロジー業界やコンピュータ・サイエンス領域のジェンダーギャップを埋めることをミッションとする(一社)Waffle代表理事の田中沙弥果様から、主に日本全国の女子中高生をターゲットにしたコンピュータ・サイエンスの楽しさを感じてもらうためのイベント、世界的女子中高生限定アプリコンテスト、そして女子学生100名を集めてSDGsの課題をプログラミングで解決するハッカソンなどの活動報告をいただきました。我が国の6〜12歳では女子の66%がコンピュータ・サイエンスに興味を持っているのに、13〜17歳では32%、大学入学時には4%と、大幅に減少してしまうという数字はショッキングでした。

パネリスト:安田クリスティーナ氏(Forbes 30 U 30 in Politics、InternetBar.org理事、マイクロソフト
資料:BLTS(Business, Law, Technology, Society)の交差点に立つ

そして、お二人目のパネリスト、Forbes 30 U 30受賞者、InternetBar.org理事、マイクロソフトCorp. DevRel クラウド&AI プログラム・マネージャーである安田クリスティーナ様。「私の中にダイバーシティが流れている」という言葉そのままの経歴を活かし、大手企業勤務の傍ら、NGOで理事を務め、ブロックチェーン技術による難民支援を通じて「世界をよりよくしたい」というパッションを追求する生き方は参加者の心に響いたようでした。

「日本社会の全般や企業の採用現場でのダイバーシティの現状と課題」に関するディスカッションでは、「ダイバーシティというと女性ばかりがクローズアップされるのはおかしい。高齢者・障がい者など、もっといろいろあるはず。(安田氏)」「日本企業は本気で意識を変えないと、優秀な人材がどんどん離れていってしまう。(田中沙弥果氏)」といった熱い議論に、会場では大きくうなずく方々が見受けられました。

後半は、地元の五反田から2社による企業プレゼン。

企業プレゼン:森善隆氏(コグラフ株式会社CEO)
資料:コグラフ株式会社(1)
資料:コグラフ株式会社(2)
資料:コグラフ株式会社(3)

まず、コグラフ(株)からCEOの森善隆様に、エンジニアの90%が海外国籍、ほぼ全員がバイリンガル、というダイバーシティ環境の職場を運営する秘訣をうかがいました。やはり大切なのは「ドアをオープンにする」ことだと納得が行きました。また、五反田の有志企業による「五反田ウェルネスコミュニティ(ゴタウェル)」をはじめ、地域と連携しながら取り組んでいらっしゃる活動をご紹介いただきました。

企業プレゼン:池田諭史史(株式会社CAMI & Co. CFO兼CHRO)
資料:株式会社CAMI & Co.

続いて、(株)CAMI & CO.からCFO兼CHROの池田諭史様が、これまで経験した職場から、文化も言語も違うメンバーがダイバーシティを認め合い、チームが大きく成長した話、一方で法改正や業界の景気悪化のあおりを受けて、モチベーションが下がりチームが崩壊した苦い経験と、両面の体験談を語ってくださいました。結論として、フルリモートでもプロジェクトを前進させるには、「ビジョンの共有」が不可欠ということでした。

その後、限られた時間でアンケート記入と同時進行になってしまいましたが、参加者どうし、参加者と登壇者で、交流の時間を持ちました。

クロージング:柳沢富夫(有限会社ラウンドテーブルコム)

最後に、(有)ラウンドテーブルコム代表取締役の柳沢富夫より、当日のまとめと、「五反田バレー × SDGs × 教育の輪をつなごう!」という提言をいたしました。「五反田バレーの企業と地域の教育現場、自治体を繋ぎ、『知る』『考える』『行動する』の3ステップを子どもたちが自ら体験できる環境としての地域づくりを目指しています。年が明けて2月16日には立正大学品川キャンパスでもSTI for SDGs@Gotanda-Valleyのイベントを開催します。五反田発で全国にこのような活動を広めていきたいと願っています。」

企業が半数強、残りがその他団体と教育機関(教員・学生)半々、といった当日の参加者からは、「色々な話が聞け、時間が短く感じました」「登壇者の話が非常に興味深かった」「ダイバーシティの対応にも色々な事例があると実感しました」と好評をいただきました。「(もっと)テーブルディスカッションしたかった」「もう少し時間がほしかった」との課題もあり、今後に活かしたいと思います。

文:木村京子(エシカルコンシェルジュ)

企業インタビュー(2) 株式会社CAMI&Co.様

通称「五反田バレー」地区をベースに、STI(科学技術イノベーション)の力でSDGs(2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標)などの社会課題に挑戦する、素敵な企業をご紹介するシリーズ。

第二弾は、IoTでデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する、株式会社CAMI&Co.様です。

2019年9月20日、東五反田の五反田S&Lビル7階にある株式会社CAMI&Co.(キャミーアンドコー)様におじゃまして、CEO神谷雅史様にお話をうかがいました。今回は「次世代レポーター」として立正大学品川キャンパスの学生も取材に参加しました!

また、株式会社CAMI&Co.は、この取材から10日後の2019年10月2日、新サービス 「IoT-DX-Kit」をリリース、同時にRPAホールディングス株式会社との資本業務提携を発表しました。当日、博報堂ラーニングスタジオで開催された発表会も取材させていただきましたので、記事の最後にはその様子も併せてお伝えします。

株式会社CAMI&Co. 代表取締役 神谷 雅史 氏

ーー2019年3月に神谷さんが出版された『最新 図解で早わかり IoTビジネスがまるごとわかる本』にサインをいただいた後、早速インタビューに入り、専門的なお話をわかりやすくかみくだいて教えていただきました。

五反田バレーの企業株式会社Cami & Co.のPaPeRo iによる紹介。
2019年09月20日撮影。©︎(有)ラウンドテーブルコム。2019年度品川区五反田バレー魅力発信事業。

IoT+DX→新たな価値創出

ーーCAMI&Co.とは、どんな会社ですか?

すべてのモノをIoT化し、インターネットに繋げて新たな価値を生む、というのが株式会社CAMI&Co.の大きなミッションです。創業当初からIoTに関するコンサルティング、ハード製作、ソフト開発、教育等に取り組んできました。もともと私は大学で、いつでもどこでも必要な情報に繋がるというユビキタスの研究をしていました。それが15年経っても全然進んでいないことがもどかしく、どうしたらもっと進むだろうかと、そのような環境の普及を促進する会社を始めました。

最近は、IoTを普及させた先にある「デジタルトランスフォーメーション(以下DX)」をキーワードに活動しています。IoTを使って全産業でDXを巻き起こすことが、豊かな世界を実現することだと考えています。

株式会社CAMI&Co. 受付

ーー今、世界には、SDGsに掲げられているような様々な課題がありますが、CAMI&Co.が目指す「豊かな社会」とは?

我々が目指す「豊かな世界」とは、すべてのモノがIoT化され、DXが実現すると、人にとって、より便利な社会になる、時間を有効に使える、人と人がより繋がる、コミュニケーションが豊かになる、そういう世界ですね。

ーーそういった社会課題に挑戦するCAMI&Co.の取り組みや、課題解決につながる技術についてお聞かせください。

2019年10月2日に弊社からIoT-DX-Kitという格安IoT/DX環境構築ソリューションをリリースします。従来、IoTやDXを実現するには、技術的な課題があり、膨大なコスト・時間がかかっていました。そのため、IoT/DXの導入率がなかなか伸びませんでした。「IoT-DX-Kit」は、そのような技術・コスト・時間の問題を解決し、日本をはじめ世界中のIoT/DXを実現する、革新的なサービスです。

これまでは、すべてのモノをIoT化するとなると、近くにアンテナや基地局がないとできませんでした。ところが最近、その場から数十キロ、しかも超ローパワーで飛ぶ通信技術が開発されてきて、今までできなかった、すべてのモノをIoT化することができるようになりました。我々は第一弾として自社開発の基板を作り、月額1,000円*から1,000種**のIoT/DXソリューションが使えるサービスのラインアップをリリースします。それによって、IoTもDXも身近になり、人々の生活が今までより便利になっていくでしょうね。(*キャンペーン価格を含む、**随時開発中)

手軽に、シームレスに。技術を意識せずに、IoTを自然に使っている、そういう世界が来ると思っています。もともとユビキタスがそういう考え方に基づいていたのですが、IoTになるともう少し概念が広がったため、いつでもどこでもという感じではなくなっていたのが、再びユビキタスの概念に近いところに戻ってきたのかなという感じです。

手軽に、身近に

ーー新製品IoT-DX-Kitで、人々の生活が具体的にどう変わるのでしょうか?

将来的には、一般の人がIoTの恩恵を受けられるようになると思います。直近のビジネスとしてはBtoBですが、将来的にはBtoCもやっていこうと思っています。戦略的には、まず企業側から普及していって、BtoBtoCに展開していく。Bの企業さんから、さらにCに展開するまでのところをお手伝いできるというところが弊社サービスの強みだと思います。

IoT-DX-Kitの特徴は、パッケージ化された選べるソリューションです。選べる多数のソリューションキットごとに、「基板」「SIMカード」「センサー」「組み立て」「プログラムの書き込み」「通信」「可視化ツール」がパッケージ化されていて、設置して電源を入れるだけで、すぐにブラウザ上でデータが確認できます。

手のひらサイズの基板

スマートシティも実現可能

カテゴリーで言えば、たとえばオフィスIoT/DX、街つくりIoT/DX、農業IoT/DX、インフラIoT/DX、医療IoT/DX、位置情報IoT/DX、環境IoT/DX、モビリティIoT/DX、食品管理IoT/DX、工場IoT/DX、ヘルスケアIoT/DX、見守りIoT/DX…。その中に、さらにいろいろなIoTがあります。会議室の空室管理、オフィスの空調管理、農家向け環境計測キットなど。スマートシティなどは百個もあれば余裕でできてしまいますね。即、実運用できて、法律を遵守していて特区でなくても普通に使えるので、自治体もお客さんになり得ます。

これからの世の中、どの業界もIoT/DXを実現しないと生き残っていけないと思います。今までのITの世界は、いかにIT化された情報をデータにしてゴリゴリ書くか、整理するか、分析するか、みたいな話でしたが、そもそもデータがどうやって上がってくるの、というところがありませんでした。弊社の強みは、今までみんなが手を付けていなかった「データを取得するためのシステム」を低コストで提供できますよ、というところなんです。

ーーどれぐらい低コストなんですか?

従来であれば数十万〜数千万円かかるIoT/DX環境構築を、通信費込みで月額1,000円から*実現できます。様々なIoT製品開発のノウハウを活かし、デバイスを自社開発することによって低価格を実現しました。(*キャンペーン価格を含む)

単独で通信するのでWi-Fiなどのインターネット環境を新たに構築する必要がありません。コンパクトサイズで、様々な環境下での運用が可能です。

まだ日本でしか考えていないのですが、電波タイプとしてはグローバルで使えます。将来的にはアジアなどでもかなりニーズがありそうです。

IoT普及をめざして

ーーCAMI&Co.の経営者として、イノベーティブなアイデアの創出や、イノベーティブ人財の育成について、どのような仕組みづくりや工夫をしていますか?

人材育成に関しては、我々自ら教育の事業もしているので、そういう教育ができる人を作るために、社内でも勉強会を開催したり、社外研修に行ってもらったりしています。IoTを教えるには、IoTの技術がわからないといけないので、技術と教育は密接に繋がっていると思います。あとはOJTで、できる人と一緒に仕事をしながら覚えてもらいます。

ーーIoT入門としては、神谷さんが最近お書きになった本が、大変わかりやすく、勉強になります。

IoTが広まればいいな、という想いを込めて出版をしました。
https://www.amazon.co.jp/最新-図解で早わかり-IoTビジネスがまるごとわかる本-神谷-雅史/dp/480071222X
そんなに難しいことは書いていなくて、一般的な内容を一通り書きましたので、これを見てIoTを始めようという人が増えればと思います。

株式会社CAMI&Co. 代表取締役 神谷 雅史 氏

ーー小中学生、高校生、大学生など若い世代に伝えたいメッセージは?

20代までは、仕事の量をこなす必要があると私は思います。その量が30代、40代になって、質に変わっていくのです。仕事に限らず、勉強することはたくさんあると思います。今まで日本が成長してきたのは、やはり量をやってきたから。大量の人が大量の量をやってきたからこれだけ成長したわけです。それが今は、人も少なくなっているし、量も減っているから、このままでは10年後、20年後、本当に使える人財がほとんどいないというような状況になるのではと危惧しています。そうなると、ハングリーな外国人たちが日本でどんどん活躍して、優しくておとなしい日本人は何も活躍できないというのが目に見えていると思います。

社会が若い人をあまり働かせない風潮も感じますが、「自分は活躍するぞ」と思って、若いうちはまず量をこなしたほうがいいというのが、最近すごく思うことです。

若い頃の仕事量がクオリティに

自分も20代は徹底的に仕事の量をこなしましたね。朝の9時から朝の4時まで平気で働いていたので、さすがに血を吐きそうでしたが、自分の限界に挑戦するのも貴重な体験です。人の2倍、3倍働いて、人の3倍、4倍成長する、というのを20代の頃に経験したから、今は30代になって、それが自然にクオリティに変わり、もはや量をこなさなくても一通りのことはわかる、という感じです。

学生時代もけっこうがんばりました。悔しいと思いましたね、できないことが。今の世の中、「できなくてもいいじゃん、いろんな価値観あるじゃん」みたいな感じに流れてしまう人が多いように見えますが、日本の将来が心配ですね。

ベンチャー企業と自治体が繋がる街、五反田

ーーCAMI&Co.をはじめ、テクノロジーで社会課題に挑戦するイノベーティブな企業が集まる、通称「五反田バレー」地区の魅力や、企業と地域の関わりについて、教えて下さい。

五反田に来て2年経ちました。家賃が手頃でベンチャー企業には魅力的でした。この状態が変わらないでほしいですね(笑)。品川区自治体にもお世話になり、ことあるごとにコミュニケーションを取り合っています。

株式会社CAMI&Co.様へ
「次世代レポーター」からの取材感想

「今回、株式会社CAMI&COへインタビューするまで恥ずかしながらIoTという言葉を耳にしたことがなかったため、どこか自分とは遠い世界のものだと思っていた。しかし、実際に話を聞いてみるととても身近なものになりつつある技術であることがわかった。
 世の中を豊かにしていくという大きなミッションをどのように実現していくか、普段、私が考えることがないようなものをどのように考えているのかインタビューを通して感じることができた。また、大学生や高校生などの若い世代に何を求めているか聞いたところ、とにかく量をこなすことという回答をいただいた。神谷社長自身も20代の頃はとにかく量をこなしたという。それが今に繋がっていると考えるととても大切なことだと思える。自分自身が今なにをするべきか、そのヒントになったように感じた。
 インタビューを通じて、普段見ることのない世界を見ることができたことが非常によい体験になった。」(立正大学心理学部3年 馬塲 孝佳)

株式会社CAMI&Co. ロゴマーク

株式会社CAMI&Co.主催「IoT-DX-Kit」発表イベント – 2019年10月2日(水)博報堂ラーニングスタジオ

株式会社CAMI&Co.は 2019年10月2日(水)に新サービス 「IoT-DX-Kit」と RPAホールディングス株式会社との提携に伴い、発表会を開催しました。新サービスの説明のほか、 ゲストにオープンプラットフォーム戦略の第一人者である 慶應義塾常任理事の國領二郎教授を招き、 次の時代のIoT/DXを考えるクロストーク、 懇談会などが行われ、様々な業界の関係者、著名人、メディアが多数集い、参加者様同士が情報交換や交流を楽しみました。

CEATEC – 2019年10月15日(火)〜18日(金)幕張メッセ

あらゆる産業・業種による「つながる社会、共創する未来」をテーマとしたビジネス創出のための、人と技術・情報が一堂に会する場、経済発展と社会的課題の解決を両立する「超スマート社会(Society 5.0)」の実現を目指すCEATEC2019に、株式会社CAMI&Co.も出展しました!

CEATEC 2019(株)CAMI&Co.ブースで「IoT-DX-Kit」の説明をする広報担当:西川 安奈 氏

品川区のイベントに登壇!

株式会社CAMI&Co.が、企業プレゼンします!

聞き手:木村京子(エシカルコンシェルジュ)